雲見浅間神社の伝承

今回は直接この「雲見浅間神社」にお参りしたわけではありません。

南伊豆から西伊豆に向かって車を走らせていた所、

ちょうど気になっていた雲見温泉の宿付近を通りがかったため、

その宿の雰囲気をチェックしに行きました。


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すると、宿の前は海岸になっており、

二つの岩の間から正面に富士山が見えました。

(「牛着岩」、通称夫婦岩)

*実物の素晴らしさが再現できていなくて残念です

思わずカメラを構える人々。

何てきれいな景色なんだろう・・・。とため息。

海に浮かび上がる富士山の拡大画像。

 

これってパワースポットじゃない?

 

西伊豆といえば、松崎、堂ヶ島や長岡温泉は有名ですが、

雲見温泉は全国的にそれほど知名度はありません。

車でないとたどり着けないある意味僻地だからかもしれませんが。

こんなにきれいな景色なのに・・・。

 

と、ブログを書くにあたっていろいろ調べていたら、

興味深い話を目にしました。

 

雲見の観光協会のサイトには、

「世界でいちばん富士山がきれいに見える町」とあります。

ふん、ふん、その通りかも。

富士山に近い富士五湖からの景色も圧巻ですが、

静かな海にたたずむ二つの岩の間から遠くに見える富士山の方が、

かえってロマンチックな感じもします。

 

ところが、また興味深いお話に出くわしました。

この雲見海岸からほど近い場所に、「雲見浅間神社」があります。

「浅間神社」と言えば、「富士山」。

そして、御祭神は「此花咲耶姫命」と相場が決まっているはず。

しかし、ここの「雲見浅間神社」の御祭神は、此花咲耶姫命の姉、

「石長比売命or磐長媛命(いわながひめのみこと)」です。

「浅間神社」と名のつく神社のうち、ここと伊東市の「大室浅間神社」だけです。

 

此花咲耶姫命は絶世の美女で、

高天原から降臨した瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に一目ぼれをされ、

結婚したと言われています。

 

しかし、この結婚の経緯までには複雑な話があったのです。

瓊瓊杵尊にプロポーズされた此花咲耶姫命は、

一旦保留したうえで、父上(大山祗神)にお任せしました。

すると、大山祗神は、姉の石長比売命も一緒に

結婚してくれるよう頼みました。

此花咲耶姫は花のように美しいが儚い。

石長比売命は容姿がよろしくなかったようですが、

岩のように頑丈な、立派な子どもが生まれるであろうから、

瓊瓊杵尊にとっても良いと考えたためです。

 

ところが、瓊瓊杵尊は石長比売命を大山祗神の元に返しました。

怒った大山祗神は、「二人の間に生まれる子は花のように短命であろう」と言い、

此花咲耶姫のご懐妊を知った石長比売は、

嫉妬に狂い、雲見に隠れてしまいました。

中の良かった姉妹もお互い疎遠に。

その怒りのせいで、代々の天皇は短命であったとか・・・。

 

一方、一目ぼれして結婚した瓊瓊杵尊でしたが、

一夜の契りで懐妊したため、お腹の子に対して、

「自分の子どもではないだろう」と疑いをかけたのでした。

此花咲耶姫は、疑いを晴らすため、

瓊瓊杵尊の子どもであればどんな状態でも無事に生まれてくるはず

と誓いを立て、産屋に火を放ち、三人の子供(火の神)を産みました。

その子供の一人が「彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)」です。

(親子三神で箱根神社にお祀りされています)

富士山本宮浅間大社から見える富士山と桜の花

 

「浅間神社」は、富士山の噴火を鎮爆するための神社ですが、

美しく儚い此花咲耶姫も、勇敢に立派な火の神様を出産したということで、

御祭神にふさわしいとお祀りされたのですね。

 

静岡県富士宮市「駿河國一之宮富士山浅間大社」

静岡県駿東郡小山町 「東口本宮冨士浅間神社」(須走浅間神社)

山梨県富士吉田市「北口本宮富士浅間神社」

山梨県南都留郡富士河口湖「河口浅間神社」

山梨県笛吹市 「甲斐國一宮浅間神社」

 

一方、姉の石長比売は、

自分の容姿を呪い、此花咲耶姫に対する嫉妬もあってか、

雲見の地では決して富士山(此花咲耶姫命)の容姿を称えてはならない

という掟があり、里人は富士登山もしない習わしだとか。

今でも、この「雲見浅間神社」の山頂では

富士山を褒めてはいけないそうです。

雲見温泉の宿から見える烏帽子山

「雲見浅間神社」入口

 

「雲見浅間神社」は海岸の崖の上の小高い山頂(烏帽子山)にあります。

山頂に本宮があり、途中足元の悪い岩場があるので、

軽い気分でお参りできないような場所だそうです。

お宮の扉も普段は閉じられていて、

参拝する人が扉を開けて、また閉めて帰るとか。

ちょっと神秘的な神社のようです。

 

石長比売命の生涯は悲しいお話ですが、

海の上に鎮座する神様であることから、

雲見の漁師の間では豊漁、海上安全の神として

厚く信仰されており、

また、岩山の神様であるため、長寿の御神徳があるそうです。

 

そしてまた不思議な偶然の一致がありました。

雲見の景色に感動して帰ってきたところ、

普段テレビは全くと言っていいほど見ないのですが、

母から、このドラマ面白いからと言われ、

一緒に見たドラマが「とんび」というドラマでした。

(3月17日放送)

田舎の漁港の話だけれど、訛りはないし、どこだろう??

と思っていたら、なんと、雲見でのロケだそうです!

神社巡りをしていると当たり前のように起こるシンクロなのですが、

こんなところでもあって、面白いですね♪

 

*風の音が大きいので、ボリュームを下げてご覧ください。

 

今回、「雲見浅間神社」には訪れておりませんが、

この雲見海岸の二つの岩の間から見える富士山の景色については、

癒し度★★★★

パワースポット度★★★★

とさせていただきます♪

 

また、雲見海岸には、富士山を眺めながら入ることのできる、

・足湯処

(雲見くじら館前、春~秋のみ)

・露天風呂「赤井浜露天風呂」

(6月~9月中旬、要水着着用)

があります。

いずれも無料です♪

 

>>雲見温泉の宿を見る

 

 

雲見浅間神社

静岡県賀茂郡松崎町雲見字雲見ヶ嶽386-1

大きな地図で見る

 

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