対馬國一宮 「海神神社」 参拝 2013/12月
口コミ:Google 4.2点/5.0点
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「海神神社」(かいじんじんじゃ)は長崎県に2つある一宮神社の一つです。
2つの一宮が対馬・壱岐という離島にあるのは何故なのかと思うかもしれませんが、
古から海路の要所にあり、「防人」としての役割を担う神社なのです。
全国の一宮巡りをしていると、難所の一つが対馬の海神神社です。
対馬はあと50㎞で韓国の釜山、壱岐よりも韓国寄りという立地なので、
心理的にはとても遠く感じますね。
東京から対馬までは飛行機を乗り継げば4時間半くらいで到着しますが、
飛行機代だけで往復6~7万円、
フェリーで行くとなると安くても時間がかかるというジレンマ。
しかも、対馬は南北に長い島で、
縦断するには車で片道2時間近くかかる大きな島です。
せっかく行くならば、見て回りたいところもあるとなると、
2泊3日くらいの日程になるので、
なかなか思い切ってスケジュールが組めない場所です。
平地にある神社なので、登山が必要な立山の雄山神社よりはマシかもしれませんが。
九州自体、今後はいつ行けるのか分からないということで、
今回は、滞在時間半日のキツキツのスケジュールで組み込むことにしました。
→博多港から夜行フェリー「ちくし」で対馬に向かう様子はこちら
夜行フェリーで到着するのは、対馬の南東にある「厳原港ターミナル」です。
レンタカーの営業時間が8:00からでしたので、
7:00に下船後はフェリーターミナルの待合室で時間を潰しました。
高速船のジェットフォイルならば、博多から2時間30分なのですが、
やっぱり神社は午前中の早い時間に参拝したいので、
そうなると、夜行フェリーは時間を効率よく使えるので良かったかもしれません。
港から50キロ、島の中ほど、北西方面に海神神社はあります。
国道沿いをひたすら進み、途中から細い道の対面通行になりましたが、
シーズンオフだったからか、ほとんど車は走っておらず。
道路には「ツシマヤマネコ」飛び出し注意の看板!
どんな猫なのか見てみたかったです^^
「万関橋」という赤い橋で対馬のほぼ真ん中あたり。
上島と下島を結ぶ橋です。
日露戦争ではこの水路から海峡に出て水雷艇が出陣して行ったのだとか。
橋の下を覗くと、水がとっても綺麗でした。
一番下に万関橋の動画を載せてあります。
ほどなくして、リアス式海岸沿いに出てきました。
とてものどかで風光明媚な場所です。
水の透明度もすごい。
峰町の集落を過ぎると、浜辺に出ました。
この向かいに海神神社があります。
一の鳥居
駐車場は向かいに数百台置けるスペースがあります。
國幣中社の社号石碑と立派な松
ここで鳥居をくぐろうとしたら虻が攻撃してきたぁ(^_^;)
そういえば、対馬で韓国人観光客が何人も虻に刺されたというニュースを思い出す。
長崎県の新観光百選の地
日本語とハングルの観光ガイダンスがありました。
歌を詠んだ石碑と右の石碑は・・・字がつぶれていて分かりません
鳥居をくぐると、左奥に社務所があります。
が、宮司さんは不在で、御朱印は氏子総代の方2名の連絡先が書いてあるので、
そちらに連絡していただくことになります。
参道からすぐ左にある境内社「祭魂社」
海神神社のある集落は木坂というのですが、
この辺一帯は野鳥がたくさん生息しているようです。
御由緒版
御大典記念碑
手水舎
賽銭箱とおみくじ
階段を上がるのが大変な方向けなのか。
この鳥居から拝殿まで長い階段が続きます。
まっすぐ上って、左に曲がってまた階段
下を見ると結構上ったけれど、
三つ目の鳥居の奥にもまだ階段。額には氣神神社と書いてあるような。
境内に着きました。下からはおよそ15分ほどでしたでしょうか。
境内は太陽の光が差し込んでいて、広々としていて明るい雰囲気でした。
太陽の光で分かりませんが、林の向こうはさきほどの海です。
神楽殿のようなオープンスペースの拝殿です。
海神神社(かいじんじんじゃ/わたつみじんじゃ)
御祭神
主神:豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、彦火火出見命(ひほほでみのみこと)
配神:鵜葺屋葺不合命(うがやふきあえずのみこと)、応神天皇、神功皇后
御由緒
延喜式神名帳所載、対馬上県郡の名神大社和多津美神社に比定され、神功皇后の旗八流を納めた所として八幡本宮と号し、対馬国一宮と称されたもので、明治4年に海神神社と改称、国幣中社に列せられた。
本社の造営は、古くは太宰府所収上県郡の貢租数か年分を以て充てられ、藩政時代には藩費によって、およそ40年ごとに造営されたものである。
神霊の鎮まる所を伊豆山という。いづ(稜威・厳)とは神霊を斎き祀ることの意で、千古斧を入れない社叢は天然記念物の原生林、いま「野鳥の森」として指定されている。
御神徳
海上安全、豊漁、家内安全、子孫繁栄、縁結び
拝殿内部は広い板の間
賽銭箱と鈴
拝殿横から
幣殿と本殿
右側には末社群
行先殿 濱殿御子 乳母とあります
一ノ宮神、白髪神、御先駈神、飛崎神
若宮神、瓊宮神、五三神
新霊神、金倉神、貴船神
今宮神、實満神、濱厩神、庄(左?)應神、美女神、天道神
あまり聞いたことのない神様ばかりでした。
東京を出てから14時間後にはここに来られたと思うと感慨深い気持ちになりました(^_^)
参道を戻って社務所へ向かいました。
御守よりもお札がたくさん置いてありました。
土地柄、海上安全や大漁満足のお札が目につきます。
社務所は噂通り無人でしたので、
記載されていた2軒のお宅に電話をしてみました。
が、1軒目の方は、これから用事があるということで断念。
2軒目の方は通じず、
再び1軒目の方に電話をしたところ、通じなくなってしまいました^^
う~ん、困った。
御朱印だけが目当てではないですが、来たからには頂きたい。
でも、車も通らない静かな場所でしたので、
集落まで行くことにしました。
ここで、鳥居前にいた虻がまた攻撃をしてくる(^_^;)
車に乗った後も、しつこく窓ガラスにアタックしてきました。
歓迎されてない様子(T_T)
集落に向かうと、道には誰もおらず。
と思ったら、軒先で作業をしている方を発見。
声をかけてみると、
この日は、朝から夕方まで海岸の大掃除に町中の人が出かけてしまったということで、
電話がつながらないなら無理だろうということでした(T_T)
でも、郵送ならばなんとかならないかと聞いてみたところ、
氏子総代の方の住所と電話番号を教えていただくことができました。
その方には本当に感謝です(T_T)
お礼に粗品を贈ったら、すぐにお電話を頂きました。
とても喜んでいただけたようで、嬉しかったです。
御朱印の方は、後日、郵送される予定です。
対馬國一宮 海神神社 鳥居~拝殿までの動画
海神神社の向かいにある海岸の動画
海神神社から車で5分 峰町付近の波止場の動画
万関橋から見える景色 動画
この後は、海の中に鳥居が並ぶ和多津美神社と、
リアス式海岸が一望できる烏帽子岳展望台に向かいました。
海神神社御朱印
対馬國一宮 「海神神社」 アクセス&地図
わたつみじんじゃ
住所:〒817-1303 長崎県対馬市峰町木坂247
TEL:0920-83-0137(社務所:無人)
公式サイト なし
*御朱印は、社務所に掲示されている氏子総代の連絡先へ
アクセス
◆対馬空港からレンタカーで40分。
飛行機:羽田から福岡空港まで2時間 航空券+宿泊1泊付パックで25,000円前後
福岡空港→対馬空港(1時間)、ANA 片道11,600円~
◆厳原フェリーターミナルからレンタカーで1時間10分。
高速船:博多港から壱岐経由ジェットフォイルで2時間30分、6,910円+最大750円
フェリー:博多港から壱岐経由で約4時間45分、4,500円+α(2等)、5,110円+α(2等指定)、5,910円+α(1等指定)
各便ともに1日2~3便。
*24:10発の夜行フェリーの場合は、7:00まで船内で仮眠可能
*ジェットフォイルはネット予約可能。九州郵船公式サイト
*フェリー1等席は電話予約可能
*車を積む場合には、普通車で片道16,950円+αかかるので、港付近からのレンタカーがおすすめです。
半日で3,000円弱からあります(楽天トラベルレンタカー予約)
*バスもありますが、周遊するには交通の便が悪いです。
地図
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