信濃國一宮 「諏訪大社下社春宮」&「万治の石仏」参拝 2013/3月
諏訪大社上社2社は、諏訪湖の南側にありますが、
諏訪大社下社2社は、諏訪湖の北側にあります。
どこが格が高いとか、どの順番でお参りしなければならないという作法はないそうです。
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奥に鳥居が見えますが、その手前50mほどの参道途中にある太鼓橋「下馬橋」。
室町時代に造営されたもので、身分にかかわらずお参りするものは馬を下りて
渡らなければならなかったといいます。
現在では、遷座祭に御神輿だけが渡ります。
下社春宮の鳥居
鳥居をくぐ前の道路脇に手水舎があります。
龍の口から水が出ているわけではなく、シンプルな造りでした。
狛犬さん 背が高いので、正面から撮影できず。
かなりの鳩胸ですが、お腹のあたりあはちょっと痩せているように見えます^^
参道からまっすぐ行ったところに神楽殿があります。
大きな注連縄ですが、秋宮が巨大すぎるので、後から見るとインパクトはありません^^
江戸時代、天和年間(1681年-1684年)頃造営。
神楽殿横から。
神楽殿裏。
御神木 「結びの杉」
この杉の木は先は2本に分かれているが、根元で1つながっていることから、
「縁結びの杉」といわれている。
反対側にも立派な木がありました。
末社「神諏訪社」御祭神:建御名方神
摂社「若宮社」
御祭神:建御見方彦神別命、伊豆早雄命、妻科比賣命、池生神、
須波岩彦神、片倉辺命、蓼科神、八杵命、内県命、外県命、大県命、
意岐萩命、妻岐萩命
春宮一之御柱
長さ17m、直径1m。
霧ケ峰高原に続く東俣国有林で伐採された樅の木(もみのき)。
次回の御柱祭は、平成28年(丙申)です。
絵馬掛け棚
拝幣殿(重要文化財) 江戸時代、安永9年(1780年)落成。
幣殿と拝殿が一体となった二重楼門造りで、左右に片拝殿が並んでいます。
次の秋宮とそっくりな造りです。
拝殿正面
御祭神:建御名方神、八坂刀売神、八重事代主神
拝殿の屋根と彫刻
棟梁は地元の宮大工柴宮(伊藤)長左衛門で秋宮と同じ絵図面。
春宮と秋宮は双方で技術を競っており、春宮では秋宮拝幣殿より1年早い安永9年に落成。
こちらは、右側の片拝殿。
奥に幣殿が見えます。
春の宮三之御柱も
秋宮では分かりませんでしたが、春宮には2つ宝殿があります。
春宮の御神体はスギの木なので、本殿はなく、瑞垣内に宝殿が2つあり、
1つは御神輿が収められ、12年に一度建て替えられるそうです。
御神木は宝殿の裏にあるそうです。見えませんでしたが^^
片拝殿の左側です。
もともと回廊だったそうなのですが、
秋宮の方には御幣(ごへい)と神鏡が左右対称に置いてありました。
春宮の方は、片拝殿の幅が短く、屋根が片切りになっているとのこと。
秋宮の方が造りが豪華です。
左片拝殿の脇から撮影。
春宮二之御柱
末社「子安社」 御祭神:高志沼河姫命(こしのぬなかはひめのみこと)
お諏訪様の御母神である高志沼河姫命をお祀りする昔からお産の守り神として
親しまれ、底の抜けた柄杓は水が通りやすいように
お産も楽にと願いを込めて奉納されたものである。
「筒粥殿」
下社特殊神事である筒粥神事の神粥炊き上げが行われる建物で
毎年1月14日夜から15日早朝にかけて神職がいろりを囲み
一晩中葦筒を米と小豆の粥に入れて炊き込み、
葦筒44本の内43本は作物の豊凶を、残り1本は世の中を占う。
土間中央のいろりは江戸時代初期のものである。
以前は上社本宮で行われていましたが、
上社本宮の筒粥殿は、現在は「跡地」となっています。
拝幣殿を引いてみると、やっぱり立派な建物ですね。
境内社も見終わったので、御朱印を戴こうかと社務所に向かう前に、
右側に何か案内板がありました。
「万治の石仏」と書いてあったので、有名なのかな?と見に行くことに。
下調べは全くせずに出かけて行っておりますので・・・。
境内の脇から外に出ると、小川が流れていました。
渓流ですね。お水は結構きれいです。
進行方向の通りに行くと、2本の渓流の間に「浮島」という中洲があって、
そこを通り抜けようとしたら、鳥居がありました。
その奥には、「浮島社」というお宮があったので、ちょっとご挨拶^^
この小さなお宮にも四つ角に御柱が立っています(^o^)
さらに、渓流を上流に向かうと
地元商工会議所のテントがあり、「万治の石仏」の案内をしていました。
それほど有名な観光名所だったのか・・・。
案内板には、
「万治の石仏と伝説」
伝説によると諏訪大社下社(春宮)に石の大鳥居を造る時、この石を材料にしようとノミを入れたところ傷口から血が流れ出したので、石工造は恐れをなし仕事をやめた(ノミの跡は現在でも残っている)。その夜石工の夢枕に上原山(茅野市)に良い石材があると告げられ果たしてそこに良材を見つけることができ鳥居は完成したというのである。石工達は、この石に阿弥陀如来をまつって記念としした。尚、この地籍は石仏にちなんで古くから下諏訪町宇石仏となっている。
なるほど、不思議な伝説ですね。
というわけで、その石仏はどんななのか。
うわ~頭が小さくて、体が大きいです!
阿弥陀様が座を組んでいる部分だけ見ればちょうど良いサイズですが^^
お参りの仕方をざっと読んで、心の中で唱えながら石仏の周りを回っていたら、
「逆方向だよ!」という声なき声が聞こえ、
「あれっ、そうだっけ?」と、案内板を見直したらその通りだったので、
時計回りに回り直しました^^
向かいのテントのところで見ていた商工会議所の人なのか、
石仏さんのテレパシーなのか、「てへへ」な感じです^^
正しいお参りの仕方は、
一、正面で一礼し、手を合せて「よろずおさまりますように」と心で念じる。
二、石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに三周する。
三、正面に戻り、「よろずおさめました」と唱えてから一礼する。
です。
諏訪大社下社春宮 御朱印 初穂料500円
信濃國一宮 諏訪大社下社春宮 アクセス&地図
住所:〒393-0092 長野県諏訪郡下諏訪町大門193
TEL:0266-27-8316
ご祈祷受付:上社本宮または下社秋宮のみ
アクセス
電車:中央本線「下諏訪駅」から徒歩17分、タクシー5分
車:中央道「岡谷IC」から11分
*万治の石仏は、下社春宮の境内脇へ徒歩3分
地図
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