【富士山本宮浅間大社 参拝】
今回の旅では、3日目に山梨県の身延にある、
しだれ桜で有名な「久遠寺」から南に下り、
富士宮の「富士山浅間神社」に少しだけ寄って帰る予定でした。
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しかし、本栖湖で日の出を撮影した後、時間を持て余してしまい、
地図を見ると富士宮までは36キロだったので、
午前中ならば道も混まないと思い、急遽予定を変更して富士宮に直行しました。
富士宮市街に入り、浅間大社を目指していると、赤い鳥居と桜並木が見えてきました。
駅からも近く、市街地にあります。
駐車場はこの鳥居の前です。
7:30に到着した際には誰もいませんでしたが、
帰り(9:10頃)には駐車場の係員がいました。
ワイパーのところに駐車時間が記載されている紙がはさんであり、
帰り際に200円徴収されました。
駐車料金は30分無料、次の30分200円、
以降1時間ごとに150円、1日1500円。祈祷者無料。
表参道は桜並木になっていて、桜まつりの提灯が飾られていました。
期間:2013年3月29日(金)~4月7日(日)※3月30日(土)・31日(日)は桜花祭
500余灯の提灯が点灯され、500余本の桜があでやかに照らし出される。また、3月30日(土)の夕刻からは舞楽・雅楽、31日(日)の昼には太鼓の奉納、お茶の野点サービスがあり参拝者で賑わうそうです。
夜のライトアップは夕方~21:30まで。
表参道の石の鳥居
狛犬さん
流鏑馬像
武士(武田信玄、徳川家康)の信仰も厚く、やぶさめの奉納もあるそうです。
流鏑馬祭では5月5日12時から14時の間、市街地に於いて行列を行われるそうです。
桜門が見えてきました。
手前の階段のところにある四角い物体は・・・
「鉾立石」
その昔、4月、11月両度の大参礼に山宮へ御神幸の際、鉾を立てた石。
「山宮」は富士山本宮浅間大社の元となる富士信仰の大神が最初に奉斎された場所で、
何度も富士山噴火の際に溶岩で押し流されてしまい、
大同元年(806)、坂上田村麿により、現在の本宮に移転されました。
「山宮」には自然界の主のようなこわ~い神様がいるという噂です^^
鉾立石に手をかざしてみましたが、ほんのりじわ~とくる感じがしました。
桜門手前の手水舎
ここには湧水との記載はとくにありませんでした。
手水舎の横には、神の遣いである神鶏さん達が元気よく鳴いていました。
楼門は、間口4間、奥行2間半、高さ6間半2階入母屋造で、
正面・左右脇に扉が付きます。
楼門の左右には随身が安置してあり背銘に慶長19年(1614)の年号があります。
楼門に掲げる扁額は聖護院入道盈仁親王の御筆で文政2年に制作されたものです。
拝殿に向かう前に、湧水・境内社社をご紹介します。
こちらは、湧水のある「湧玉池」に向かう東脇門です。
門の前にも小さな御手洗場があります。
その奥には、末社「天神社」
御祭神:菅原道眞朝臣
天神様なのでやっぱり牛がいます。
こちらは「湧玉池(わくたまいけ)」です。国の特別天然記念物に指定されています。
平安朝の歌人平兼盛が
「つかうべき かずにをとらん浅間なる 御手洗川のそこにわく玉」と詠じた池です。
この池は富士山の雪解け水が何層にもなった溶岩の間を通り湧出するものだそうです。
富士山登山者はこの霊水に禊ぎをして登山する古くからの習わしがあります。
池のほとりに「富士山御霊水」というお水取りの場所があります。
その前に。
奥の末社「水屋神社」にご挨拶。
御祭神:御井神、鳴雷神
ペットボトルは200円の初穂料で販売されていました。
お宮の中を除くと、下に湧水ポイントらしき小さな池がありました。
すぐ横の池は凄い透明度です。ニジマスの稚魚らしき魚が多数います。
「富士山御霊水」は、こんな風に竹筒から流れ出るお水を汲むことができます。
パナジウムのたっぷり入った富士山の天然水です。
しかも神社の中にあるなんて、素晴しいですね♪
平日の朝8時前でしたが、
ご近所の方がたくさんのペットボトルを持ってやって来ました。
私は2Lのペットボトル1本と500Lを1本汲んで帰りました(^_^)
水量は豊富で、ペットボトルのお水はすぐに満タンになりました。
※現在、生水のままで飲まないように注意書きが出ています(2019年)
湧玉池を下って行くと
「稲荷神社」
御祭神:宇迦之御魂神、大宮能売神、猿田毘古神
近くに岩がありましtが、溶岩石でしょうか。
お稲荷さんの前の橋を渡ると
もう一つの末社「厳島神社」
御祭神:市杵嶋姫神
湧玉池を俯瞰するとこんな景色。
神社に向かう途中、まずこの景観に見とれてしまいました♪
湧玉池をパワースポットと言っている方の意味が分かる感じです。
見えにくいですが、50cmはありそうな巨大なニジマスが多数泳いでました。
水量も豊富です。市街地にこんな湧水があるなんて、すごいですね。
8時を過ぎたので、そろそろ神職の方が掃除をはじめました。
それでは、社殿に向かいます。
境内も綺麗な景色です。
拝殿
慶長9年(1604)徳川家康が奉賽のために造営したもので、
本殿・拝殿・舞殿・楼門等壮観を極めたものでしたが、
寛永安政等の大地震で破壊したものもあり、
当時の建物で現存するのは本殿・幣殿・拝殿・楼門のみです。
御祭神:木花之佐久夜毘売命(浅間大神)
相殿神:瓊々杵尊(夫)、大山祇神(父)
「富士本宮浅間社記」によれば、第7代孝霊天皇の御代、富士山が大噴火をしたため、周辺住民は離散し、荒れ果てた状態が長期に及んだとあります。第11代垂仁天皇はこれを憂い、その3年(前27)に浅間大神を山足の地に祀り山霊を鎮められました。これが当大社の起源です。
その後は姫神の水徳をもって噴火が静まり、平穏な日々が送れるようになったと伝えられています。この偉大な御神徳は、万人の知るところとなり、篤い崇敬を集める事となりました。また、富士山を鎮めるため浅間大神をお祀りしたのは当大社が最初であり、全国にある浅間神社の起源ともなっています。 ~公式サイトより
今回は少し不思議なことがありました。
拝殿の写真は、7:30頃に一度撮影したのですが、
晴れているのに、朱色も桜の色もイマイチ発色が悪い写真しか撮れず。
とりあえず、お参りをしようとお賽銭を入れた後、
一瞬パァッと太陽が照り、10秒くらいですぐに戻りました。
これは山の上のお宮などで何度か体験しているので、
ご挨拶に答えてくださったのかなぁと思います。
その後、後ろを振り返ると、手水舎の横でじっと固まっていた鶏さんたちが
お賽銭箱の周りまでトコトコ歩いてきていました。
ご近所からお参りに来たと思われる方が、「だめよ~あっちにいなきゃ~」
と外に促していました。
帰り際には、また元の定位置に固まっていたので、
ちょっと不思議な光景だなぁと。
上の拝殿の写真には、帰りそびれた一羽が写っています(^_^)
それから、また社務所が開くまで池でも見てこようと30分くらいして戻ってきました。
8:15頃から神職の方一同と崇敬者の方のご祈祷が始まりました。
すると、今度はパァーッと太陽が照り始めて急に空気が変わりました。
やっぱり、神職の方が集団でお祈りすると、
明らかに空気が変わるんだなぁと実感した出来事でした(^o^)
このブログに掲載している写真も、ご祈祷前と後で、
色彩が違うのが分かる方には分かると思います(^^♪
本殿右側から見た様子。本殿は国の重要文化財です。
右側には摂社の「七之宮浅間神社」。
御祭神:浅間第七御子神
手前に柵があるので中には入れませんが、
近所の方はお散歩の途中、境内社にも手を合わせている方が多かったです。
こちらは、本殿右側の摂社「三之宮浅間神社」。
御祭神:浅間第三御子神
脇には、富士山「浄砂(きよめすな)」もありました。
本殿右側の写真と手前の桜
拝殿の右側にある立派なしだれ桜は、「信玄桜」だそうです。
当初は武田信玄の手植えだったそうですが、こちらの木は2代目です。
木花咋耶姫は、その名前の通り、美しくて花のように儚いと言われていたそうで、
富士山浅間大社の御神木は桜で、
境内とその周辺には500本もの桜が植えられています。
こちらは御神木といえそうなくらい立派な木です。
本殿の裏側
この奥は深い森になっていて、そこもパワースポットの一つだそうです。
お参りは以上ですが、
せっかくの御神木「桜」が満開でしたので、お楽しみください♪
橋から見える桜並木も綺麗です♪
こちらは山門前の通りの桜並木です。
桜の馬場と言われており、5月5日勇壮な神事流鏑馬式が執り行われます。
湧玉池の南側に「ふれあい広場」という公園があるのですが、
ここのしだれ桜も見事でした。
と思ったら、遠くに真っ白な富士山が!
富士山と桜。素晴らしいですね♪
2日後に出かけていたら、
こんな景色にはなっていなかったのかもしれないと思うと、
自分の直感を信じて来てよかったなぁと思いました。
本栖湖の方では、こんなに真っ白ではなく、
岩肌がところどころ見えていたり、
それに、朝霧高原の方ではほとんど雲がかかって見えませんでしたから。
飛行機の窓や新幹線の窓から何気なく見ることの多い富士山ですが、
いざ、富士山を見ようと意気込んで出かけると、
曇りだったりして、御縁のないこともあったのですが、
今回は本当に良い姿を見せてもらえました。
浅間大社もとても雰囲気のいい神社だったので、
3月下旬頃はかなーりお勧めなパワースポットだと思います♪
ここを目的に祐気取りに出かけるのに十分な価値のある神社だと思います(^^♪
御神氣度★★★★
なお、大鳥居近くの参道横には富士宮のやきそばを食べられるお店があります。
B級グルメですが、結構美味しかったです。
御朱印
朝のお勤めが終わるのを待ち、8:30頃に社務所でいただきました。
社格 | 旧國幣大社、名神大社駿河國一宮、別表神社 |
御祭神 | 木花之佐久夜毘売命(浅間大神) |
相殿神 | 瓊々杵尊(夫)、大山祇神(父) |
御神体 | 富士山 |
御神木 | 桜 |
社紋 | 棕櫚の葉 |
神遣 | 鶏 |
御神徳 | 家庭円満・>安産・子安・水徳の神、火難消除・航海・漁業・農業・機織等 |
駿河國一之宮富士山本宮浅間大社 基本情報
住所:静岡県富士宮市宮町1−1
TEL:0544-27-2002
開門時間(11月~2月)
午前6時~午後7時(通常)
開門時間(3月・11月)
午前5時30分~午後7時30分(通常)
開門時間(4月~9月)
午前5時~午後8時(通常)
祈祷受付
午前8時30分~午後4時30分(神楽は午後4時まで)
アクセス:
新幹線新富士駅~バス~東海道線富士駅~身延線富士宮駅より徒歩10分
東京駅~富士宮間で高速バス
(富士急静岡バス 0545-71-2495 JRバス関東 03-3275-0489)
駐車場:
30分無料、次の30分200円、
以降1時間ごとに150円、1日1500円。祈祷者無料。
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