甲府市の中心部にある、「武田神社」です。
「武田神社」は戦国武将・武田信玄を祀る神社です。
武田氏館という武家屋敷跡にできた神社です。
地元の城址に戦国武将を祀る神社は上杉神社(山形市)、真田神社(上田市)、加藤神社(熊本市)等も有名ですね。
[スポンサーリンク]
武田神社の参道は桜の名所としても有名です。
仙峡閣はまだ蕾でしたが、市内はこの通り、桜が満開でした。
武田神社の鳥居からまっすぐに伸びる表参道、「武田通り」です。
鳥居
山梨県の一宮神社は、笛吹市にある「甲斐國一宮浅間神社」なのですが、
初詣の参拝者数はこちらの「武田神社」の方が圧倒的に多いです。
県庁所在地の中心部にあるということもありますが、
桜並木も手伝って、華やかなムードがあるからでしょうか。
大鳥居をくぐると朱色の神橋があり、
神社の周りはお堀で囲まれています。
実はここ、神社になる前、戦国時代はお城だったんですね。「武田氏館跡」
国指定史跡「武田氏館跡」の案内板
そして、この向かい側に、「三葉の松」という、葉が黄金色になる松があり、
その葉を持ち帰ると金運のご利益があるそうなのですが、
見逃してしまいました(>_<)
「信玄公が生前に信仰されていた高野山のものが、亡くなった信玄公を慕い、種がこの地に飛来、落種し今に至ると伝えられています。三葉の松は全国でも珍しく、黄金色になり落葉する事から「金運」のご利益が得られまた松には古来より「延命長寿」のご利益もあると言われますので、身につけることにより、招福必来に導かれるとされております。」~公式サイトより
狛犬さん。
下の台の背が高く、しかも相当な鳩胸なので、顔までよく写せません(>_<)
参道左側には手水舎。
ここは龍の銅像はないですね。でも、柄杓は武田家の菱紋でした。
ちなみに、お水取りができる場所は奥にあります。
参道をさらに進むと拝殿前に2つ目の鳥居。
拝殿
御祭神:武田信玄公
武田氏の城だったものが、日露戦争後、軍神・武神を祀る機運が高まり、
明治天皇が巡幸して武田氏の史跡保存を提唱したこともあいまって、
大正8年に社殿が竣工されました。
信玄公のご命日である、4月12日には初の例祭が奉仕されました。
現在も、4月12日の命日(の前の土日)は信玄公祭りが開催されています。
現在でも県民こぞって「信玄さん、信玄さん」と呼びならわし敬慕の情を表し、郷土の英雄として誇りともする所以であります。~公式サイトより
拝殿は、戦国武将をお祀りするにふさわしい重厚で風格ある建物です。
そういえば、ずいぶん前に、山形県米沢市にある、
上杉謙信を祀る「上杉神社」に行ったことを思い出しました。
実家の先祖は上杉家(謙信ではないです)に仕えていたんですが、
こういうのは影響ないのかなぁ何て考えてしまいました^^
実際には、神様同士でそういう影響はないみたいですよ。
その人の前世の記憶の問題らしいです。
拝殿の奥をズームアップ。
こちらは拝殿左側。大きな盃と奉納された御神酒。
こちらは、本殿に向かう「中門」
本殿の裏には回れなかったので、横からパチリ。
左は拝殿、奥は授与所。
授与所の左側には「宝物殿」があります。
国の重要文化財の太刀 銘一(吉岡一文字)があります。
左は社務所と「菱和殿」(りょうわでん)
あら不思議。マンション管理会社と同じ名前。これも何かのご縁なのでしょうか^^
社務所の脇に大きな岩が。パワーのある石なのかな?
奉納されたさざれ石だそうです。
手をかざしてみましたが、特に何も感じず^^
こちらは、一般的に言われる神楽殿
でも、看板には「甲陽武能殿」とあります。
能も奉納されるんですね。
奥の屏風というか、壁画というか、とても立派な松の絵です。
横から見るとこんな感じ。
一般に神楽殿は、神様に舞を奉納するため、
社殿や鳥居の高さに合わせて高床式になっているのが普通ですが、
こちらはそうではないですね。
「甲陽武能殿」の奥には御神木があります。
御神木の前には「榎天神」
御神木の方から参道を見るとこんな感じ。
この芝生に人が集まって「甲陽武能殿」の舞を鑑賞するのでしょうか。
こちらは、信玄公ご使用井戸。
「甲陽武能殿」から参道に戻って奥に行くと、「武田水琴窟」があります。
竹筒に耳を付けると、水の滴る音が金属音のように、
「キーン、コーン、カーン」と聞こえるものです。
その奥には鶏小屋がありました。
帰り際に放し飼いにされている神鶏さんたちも見かけました。
「武田水琴窟」の向かいには、御神水があります。「姫の井戸」
水量はチョロチョロです。
2Lペットボトルならば何とか汲めると思いますが、
ポリタンクはちょっと無理ですね。
「姫の井戸」は生活の中心になる場所にあり、信玄公ご息女誕生の際、産湯に使用された事からこのように名付けられました。一名を「茶の湯の井戸」ともいい、この井戸から発掘された茶釜などの品が宝物館に展示されており、当時の生活を知る貴重な手がかりとなっています。
この茶釜は京よりの賓客をもてなす茶会に使用され、館内で日常に茶をたてる際にも、この井戸の水を使用していました。元来、お茶は薬用として我が国にもたらされた事もあり、この水そのものにも延命長寿、万病退散のご利益があるとされています。
いつでもご自由に「お水取り」が出来ます。また、特製ペットボトルを授与所にご用意させて戴いておりますので、どうぞ、ご利用下さい。
~公式サイトより
武田神社案内図
武田神社は人神をお祀りしている&もともとが城跡ということで、
神様のエネルギーはあまり感じませんでしたが、
一宮のような活気のある明るい雰囲気の神社でした。
この「武田神社」では、
古くなったり壊れたりした人形の魂を鎮める儀式「人形感謝祭」が
3月中神に行われるそうです。
神職が1体ずつお焚きあげをするそうで、
今年は、県内の約450世帯から約6800体が持ち寄られたそうです。
スピリチュアルブームが世に浸透してから、
人形は、単にゴミに出して捨てると悪いことが起こる~なんて話もあるせいか、
神社に人形を持ち込む人が増えたそうです。
「お札以外の持ち込み(特に人形)はご遠慮願います」
という立て看板のある神社も何件かありました。
でも、特別なことがない限り、「今まで一緒にいてくれてありがとうね」
と言って(心配ならば和紙に塩と一緒に包んで)捨てれば、
問題ないと思います。
せっかくの桜の時期でしたので、ちょっと曇っていましたがお花見をどうぞ♪
御朱印
桜並木の武田通りを車で走行した様子です。
ナビの案内が入っています^^
【山梨県の関連記事】
山梨県甲府市古府中町2611
TEL:055-252-2609
アクセス:
JR新宿駅より特急あずさ1:30又は特急かいじ1:45
JR甲府駅(北口)よりバス利用で約8分。
山梨交通「武田神社」行、又は「積翠寺」 行。
【♨温泉で祐気取り♨ 宿泊予約サイト】 | ||
【メニュー】
全国の一宮神社 ・全国のパワースポット ・お水取りのできる神社
伊勢神宮ガイド ・祐気取りグルメ ・源泉掛け流しのある温泉
吉方位の調べ方&自宅から100kmの地図 ・御朱印
神社・パワースポット YOUTUBE動画
祐気取り書籍 ・登山派神社ガール必需品♪
ブログ掲載・仏閣