和多津美神社 参拝 2013/12月
口コミ評価:Google 4.0点/5.0点
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和多津美神社は、波打ち際に鳥居が並ぶ景色が観光スポットとしても有名な神社です。
一の宮の海神神社から南へ19キロ、車で40分弱、
対馬の海岸を一望できる絶景スポット烏帽子岳展望台から5分のところにあります。
国道382号から和多津美神社の案内板が出ています。
参道の大鳥居
すぐ右側は海岸です。
リアス式海岸の内海で、波もなく穏やか。
壱岐対馬国定公園の看板
海岸沿いに下りて行くと、右側に海に浮かぶ鳥居が見えます。
1つ目の鳥居は道路と同じ高さにありますが、
奥の二つは満潮時には海の中に沈み、幻想的な光景を作り出します。
今回は引き潮だったので、2つ目の鳥居のすぐ近くまで歩いていくことができました。
海の奥から、一の鳥居、二の鳥居、
道路を挟んで、海側の鳥居と一直線に境内側の三の鳥居、拝殿へと続きます。
境内入口すぐ左側には、三本柱の鳥居と「磯良恵比寿」
背面に鱗上の亀裂が見られるこの岩は、今もなお神聖な霊場として祭られている。これを磯良の墓とした伝説があるが、これは社殿が営まれる以前の古い祭祀における霊産かそれとも御神体石だったのかと思われる。
~案内板より
磯良は海神様です。
これがそのうろこ状の石
手水舎
手水舎の横には、奉納相撲が行われる土俵
奥には神輿庫?
「祝 和多津美神社 古式大祭」とあります。
古式大祭は、毎年9月5日(旧暦8月1日)
古式大祭の際に行われる伝統行事「舟(ふな)ぐろう」で使われる舟。
対馬の漁村に古くから伝わる行事で、
派手な女性の衣裳を身に着けた船頭さんが「ヨイヨイサー」と掛け声をかけ
沖へ漕ぎ出して行きます。
拝殿前の鳥居
両脇の狛犬
御由緒書
拝殿
和多津美神社 御祭神・御由緒
御祭神
彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
御由緒
当社の所在地表示は、現在「下県郡」であるが、以前は「上県郡」であった。平安時代の律令細則である『延喜式』の「神名帳」の中に「対馬国上県郡和多津美神社(名神大)」とあるのは当社である。貞観元年(859)に清和天皇から従五位上の神階を賜り、また、『三代実録』によれば、永徳元年(1381)に、更に従一位を叙せられ、往古より島内は言うに及ばずわが国の名神大社の一つに数えられた。
縁起を辿れば、神代の昔、海神である豊玉彦尊(とよたまひこのみこと)が当地に宮殿を造り、宮を「海宮(わたつみのみや)」と名付け、この地を「夫姫(おとひめ)」と名付けた。その宮殿の大きさは、高さ一町五反余り、広さ八町四方もあったという。そして神々しく神奈備(かんなび)「夫姫山(おとひめざん)」のさざ波よせるこの霊地に彦火火出見尊と豊玉姫命の御夫婦の神を奉斎したと伝えている。
豊玉彦尊には一男二女の神があり、男神は穂高見尊(ほだかみのみこと)、二女神は豊玉姫命・玉依姫命という。ある時、彦火火出見尊は失った釣り針を探して上国より下向し、この宮に滞在すること三年、そして豊玉姫を娶り妻とした。この海幸彦・山幸彦の伝説は当地から生まれたものである。
満潮の時は、社殿の近くまで海水が満ち、その様は龍宮を連想させ、海神にまつわる玉の井伝説の御遺跡や満珠瀬、干珠瀬、磯良恵比寿の磐座など旧跡も多く、また本殿の後方に2つの岩がある。これを夫婦岩と称し、この手前の壇が、豊玉姫命の墳墓(御陵)である。
また、西手の山下に、石があり、それが豊玉彦尊の墳墓(御陵)である。このように、当社は古い歴史と由緒を持ち、時の国主や藩主の崇敬も篤く、たびたびの奉幣やそれに広大な社領の寄進があった。現在でも対馬島民の参拝は勿論のこと全国各地からの参拝が多い。
~案内板より
拝殿内部
拝殿内の額
本殿裏
拝殿横の末社
拝殿の横には、
根元が拝殿の下にまで伸びている御神木の松
三本柱の鳥居と磐座 豊玉彦命の墳墓
本殿の裏は林になっていて、その奥に夫婦岩と豊玉姫命の墳墓があります。
拝殿左にある社務所・神札授与所
この日は無人でした。
お札とお守り
海の鳥居を遊歩道沿いに歩くと、豊玉姫命と思われる像がありました。
手には玉を持っています。
海の水もとても綺麗。
この日はジョギングをしている人がいただけで、
観光客もなく、ひっそりとした雰囲気でした。
海岸の景色も素晴らしく、とても神秘的な神社です。
すぐ近くの高台にある「烏帽子展望台」から見えるリアス式海岸の景色も絶景ですよ♪
和多津美神社 海岸の鳥居と境内の様子 動画
和多津美神社 アクセス&地図
わたつみじんじゃ
住所〒817-1201 長崎県対馬市豊玉町仁位55
TEL:0920-58-1488
公式サイト(Facebook)
*社務所は無人の場合が多いです。
アクセス
・厳原港フェリーターミナルからR382経由、36キロ、車で1時間
・対馬空港からR382経由、26キロ、車で45分
・比田勝港フェリーターミナルからR382経由、54キロ、車で1時間40分
対馬市内のバス・タクシー情報
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