越後國一宮 「彌彦神社」 参拝レポ (2013/11)
彌彦神社は、おやひこさまの愛称で親しまれている、新潟県最大の一宮神社です。
北陸道「燕三条IC」から弥彦温泉方面に40分ほど行くと、
村の入り口には日本最大級の大鳥居があります。
境内へはJR弥彦駅からは徒歩20分弱ほど。
弥彦温泉街の中心部に鎮座しています。
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大鳥居 昭和57年上越新幹線開通記念に建立
高さ30.16m 柱間20.0m 笠木38.5m
社号額畳12枚敷(3.5mx5.5m)、耐震性特殊鋼製。
表参道の鳥居
駐車場はこの左側と、境内の右奥に数百台置けるスペースがあります。
この日は、日本海側は大雨で雷にあられまで降っていました。
せっかく遠くまで来たのに~と嘆いていると、
神社にお参りした時間帯だけ急に太陽が射してきたので、
うぉぉぉ神がかり的だ!と興奮してビデオを回していました。
ところが、途中でメモリがいっぱいになってしまい、
要らない写真を消そうとしたら、間違えて全部消してしまいました\(~o~)/
鳥居をくぐると「祓川」の清流が流れていて、赤い神橋があったりと
とても風情のある景色だったのですが、残念^^
ちなみに、弥彦温泉街に宿泊した場合、
御日供祭(おにっくさい)とう早朝参拝に参加することができます。
朝6:50に拝殿右の参拝受付所に集合。
昇殿参拝をした後、福米をいただくことができます。
日程は、境内又は旅館のポスターでご確認ください。
ライトアップされた夜の鳥居
彌彦神社の額
参道に入ると、菊まつりの作品がたくさん並べられていました。
毎年11月1日から11月24日まで行われ、
出品者数・出品品目において全国随一の規模を誇る菊花大展覧会だそうです。
確かに、菊を目当てに訪問されている方も多かったです。
表参道を左に直角に曲がると拝殿に向かう参道があり、
逆に東参道からはまっすぐ拝殿につながっています。
表参道を曲がってすぐのところにある末社群
末社脇の狛犬
右側一番奥にある「十柱神社」は国指定の重要文化財です。
桃山神社の手法を伝える元禄年間の茅葺の建物。
十柱神社案内板
武呉神社(武呉大神)
草薙神社(草薙神) ・ 今山神社(今山大神)
勝神社 ・ 乙子神社
弐十二所社 ・ 八所神社
末社群を撮影していると、銅鑼か太鼓のような音が聞こえてきたので、
どこだろう?と歩いていくと、
ここでした。鐘楼かと思ったら、太鼓が入っている鼓楼で、
12時を知らせるために太鼓をたたいていたのでした。
昔はこの太鼓の音で村人に緊急事態を知らせたのだとか。
一番下に動画があります。
末社から参道に戻って
拝殿 重厚な造りです。
以前の社殿は明治45年に門前町から出た火災の延焼で炎上したため、
大正5年に現在の地に造営されました。
本殿は三間社流造向拝付、回縁高欄、脇障子、銅版葺き。
幣殿も三間社流造、大床昇階擬宝珠高欄付、銅版葺き。
祝詞舎は20の坪両流箱棟造。
拝殿は、50坪の入母屋造、向拝、裳階付の銅板葺き。
拝殿内部にはたくさんの提灯が下がっていました。
彌彦神社の参拝方法は、
二礼四拍一礼で、一般の神社とは異なります。
宇佐神宮、出雲大社、熊野大社も同様です。
ライトアップされた夜の拝殿もなかなか幻想的でした。
御祭神:天香具山命(あめのかごやまのみこと)
創建:不明
御由緒:
当神社は、越後開拓の神と仰ぎこの地に奉祀したのが始まりで、その年代は詳かではありませんが、万葉集から推定して今から1,300年以前であることが明らかです。社記によれば和銅4年(711)の詔により神域を広げ、社殿を造営したとあり、この時すでに神社が創建されております。国史初見は、『続日本後記』の天長10年(833)の条で、霊験あらたかなるにより名神祭に預かり、『延喜式』で名神大社に列せられ、のちに越後一の宮と称されました。
当神社は古来朝廷のご崇敬篤く、皇室をはじめ源頼朝・上杉謙信等の戦国の武将・徳川の将軍等の崇敬すこぶる篤かったが、それにも増して顕著なのは当地方民衆の崇敬であります。
古くより「おやひこさま」の名で親しまれ、多くの講が組織され各地に参拝講や大々神楽講が結成されて盛んにお弥彦参りが行われました。かつてお弥彦さま参りを済ませていない者は一人前と認められなかった地方もあるほどであります。
彌彦神社では、昭和30年代に初詣の際の餅まきに人が殺到し、
将棋倒しになって死者が多数出るという大事故が起こったこともあるそうで、
お正月の初詣にはお気をつけください。
大雨が降ってきたので、これ以上回ることはできず、
鹿苑や鶏舎は見ることができませんでした。
境内の外にも周辺に、住吉神社、火宮神社、祓戸神社、下諏訪社神社等の末社があります。
【彌彦神社のお祭り】
例祭:2月2日 2月2日~4日 神幸神事
4月18日 舞楽 (重要無形民俗文化財)
7月25日 燈籠神事(国指定重要無形民俗文化財)
11月1日~24日 菊祭り
【彌彦神社の宝物】
◆志田大太刀(重要文化財)
―応永22年(1415)に奉納された刃渡2.2mの大太刀
◆青磁香炉(重要美術品)
―越後国守松平忠輝が慶長17年(1612)に奉納した口径20cmの大香炉
◆大鉄鉢(重要文化財)
―嘉歴元年(1326)に奉納された口径59cmの巨大な名器
◆上杉輝虎祈願文(県文化財)
*宝物殿 9:00~16:00 無休 大人300円
―上杉謙信が永禄7年(1564)に奉った祈願文
◆鏡鞍・壺鐙(県文化財)
―源義家が奥州征伐の途、参拝し神助を願って奉納したと伝えられている
彌彦神社 御朱印
この後、境内の奥からロープウェイに乗って、
弥彦山山頂の奥宮(御神廟)に向かいます。
彌彦神社の末社と鼓楼 動画
越後國一宮 「彌彦神社」 基本情報 アクセス&地図
やひこじんじゃ
住所:〒959-0323 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887−2
公式サイト なし 境内案内図
早朝参拝:御日供祭(おにっくさい)あり
アクセス
電車:JR上越新幹線「燕三条駅」→JR弥彦線「弥彦駅」下車
徒歩21分(1.5km)、タクシー5分。
車:関越道「長岡JCT」→北陸道「燕三条IC」R289経由、40分
バス:東京・新宿・横浜発→燕三条・長岡・新潟行 夜行便 2,600円~
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地図
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