【青森】山頂の神社 津軽國一宮「岩木山神社」と「奥宮」 ★★★★

「番外編 山頂の神社シリーズ 岩木山神社と奥宮」

2015/4・2014/9・2012/8/参拝

最終更新:2018/7/15

 

山頂の神社シリーズは、登山の時にお参りした神社です。

岩木山神社は山頂にあるわけではありませんが、もともとは、山頂に祀られたのが始まりなので、番外編で奥宮と一緒に取り上げます(^_^)

岩木山神社には三度参拝しており、奥宮には一度だけお参りしました。

本宮の方も山の神社らしい厳かな雰囲気が感じられますが、時間と体力に余裕があれば是非奥宮にもお参りしてみてください。スカイラインから8合目まで、リフトで9合目まで登れますので、そこから山頂までは1時間ほどで到着できます。


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【津軽國一之宮 岩木山神社】

はじめに、岩木山神社からご紹介します。

駐車場の前にある大きな一の鳥居

暑い日は鳥居の横でチリンチリンアイスの露店が出ています。

鳥居の正面奥には岩木山が見えます。

参道の中央が岩木山の正中のような造りになっていて、岩木山がご神体というのが良く分かります。

二つ目は石の鳥居、三つ目の古い赤い鳥居。こちらも大きいです。

4月下旬頃はお花見もできます。

参道には杉の大木

縄と紙垂が下がっているのが御神木。根本が5本になっている樹齢500年の杉の木です。

参道の中ほどにある赤い神橋

水量豊富な御霊水から流れてくるのでしょうか。

大きなニジマスと黄金の鯉が。

真夏の岩木山神社。巫女さんがいます。

桜門 重要文化財 1628年建立

地上4階~5階建てに相当するかなり大きな門です。

屋根の上にはこんなに大きく岩木山が見えます。

門の柱にへばりつく狛犬

右の狛犬は金運アップにご利益があると巷では言われているようです。

こちらは逆さま。ユーモラスな狛犬。

左の狛犬は恋愛運アップなのだとか。

右の随身

左の随身

本殿手前ではお水取りもできます。

岩木山の伏流水で年間を通じてとても冷たく、美味しいです!

中門は1694年建立 重要文化財。

北門鎮護の扁額

日本の北を守る神様ということで、御朱印にも書かれています。

天井には龍の絵。

拝殿の奥には柱に木彫りの龍が巻きついていたので、龍神が眷属なのでしょう。末社では「白雲大龍神」が祀られています。

正面には拝殿 1603年建立 重要文化財

太い注連縄。その上には米俵が3つ。

奥を除くと左右の柱に登り龍が見えました。

拝殿右側

拝殿左側

本殿横から。1640年建立 重要文化財

本殿と中門は日光東照宮のような極色彩の綺麗な飾りがついていました。

授与書は参道の中ほどにあります。

社務所では「御神土」もありました。

 

【岩木山神社の末社】

岩木山神社には

  • 出雲神社
  • 稲荷神社
  • 白龍神社

の3つの末社があります。

一の鳥居をくぐってすぐ左にある「出雲神社」。

狛犬の代わりに左に恵比寿様、右は大黒様の石像

鳥居をくぐってすぐ左側には白龍神と書かれた小さなお宮。

出雲神社の拝殿

扁額には「奥富士 出雲神社」と書かれています。

中門の手前にある稲荷大明神

お稲荷様の祠。左右の大杉も御神木のように立派。

本殿の横には「白雲大龍神」と書かれたノボリ

池の隣にお宮がありました。

龍神様の横にあるのは「白蛇の池」。

この中にタマゴを入れる人が多いのか、神前にお供えするように書かれていました。

熱心にお参りしている人を見かけましたが、パワフルな神社のように感じました。

 

【岩木山神社奥宮への登山】

最後に奥宮のご紹介です。岩木山神社の奥宮は岩木山の山頂にあります。

奥宮へは

  • 岩木山神社の参道奥から4時間15分の登山
  • スカイライン+リフトで9合目まで行き1時間の登山

の2つの方法があります。

こちらは神社の参道の奥にある登拝口です。

奥宮の登山道の案内

山頂までの高低差は1,395m、6,352mの道のりです。

登山道はこんな道でした。

登山届のポストには数枚入っていてここから登って行く人もいるのですね~。

もちろん私はスカイラインからリフトに乗って行きました。

リフトのある岩木山スカイラインは有料道路になっています。

リフト乗り場の駐車場までは岩木山神社から西へ18キロ、車で20分くらいです。

山頂までは8合目の駐車場からリフトで9合目へ。

登山時間は健脚の人で上り30分、普通の人は1時間ちょっと。

リフト乗り場の待合室にはポカリスエット等の自販機がありましたので、買い忘れた方は水分補給にどうぞ。

こちらはリフトの山頂駅から少し歩いたところ。頂上までもう少し。

森林限界の山という感じで低木が生えている以外は火山岩に覆われています。

鳥ノ海噴火口

気象庁のサイトには1845(弘化2)年にこのあたりで水蒸気噴火があったと書かれていました。

大倉岩と書かれた看板の先には

大きな溶岩ドーム。

登山道のちょうど真ん中あたりにあるブロック塀の建物は「鳳鳴ヒュッテ」。

昭和39年に岩木山神社から登り始めた高校生たちが下山途中に猛吹雪に遭い亡くなったそうで、鎮魂と冬登山の避難小屋として建てられたそうです。

大きな鐘がついていて、登る人たちは皆鳴らして行きました。

避難小屋の近くには「夢のカプセル」と書かれた柱。ここに何かを埋めてあるのかな?

山頂に到着しました。

中央には岩木山頂上のプレートと鐘 標高1,624.6mの文字。

山頂は畳の部屋でいうと50畳分くらいの平らなスペースがあり、休憩所とトイレがあります。

岩木山神社奥宮の石碑。

休憩所と奥にあるのはトイレ。

中央近くには奥宮社務所再建予定地と書かれたスペースがありました。

奥宮の後ろ姿

祠は弘前の街を見下ろすように崖のギリギリに建っています。

鳥居の先にはロープが張ってあるので、山を登って来て鳥居をくぐってお参りすることはできないようになっています。

お宮の前から見下ろす景色

奥宮

お神酒が奉納されています。

昔から参拝者は奥宮にお神酒をかけ、持参した餅をお宮にこすりつけて持ち帰って家族に食べさせたそうです。

お宮の横には紅白の足袋と足腰守りが奉納されていました。

狛犬にサングラスをかけたのは誰・・・

 

創建 伝 宝亀11年(780年)
社格 津軽國一宮・旧国幣小社・別表神社
御祭神 岩木山大神(いわきやまおおかみ)の4神顕国魂神(うつしくにたまのかみ)/
多都比姫神(たつびひめのかみ)/
宇賀能売神(うかのめのかみ)/
大山祇神(おおやまつみのかみ)/
坂上刈田麿命(さかのうえのかりたまろのみこと)
標高  1,624.66m

【岩木山神社の感想】

弘前市内からさほど遠くない場所にありますが、参道の大杉や御霊水から流れ出る水路や池のせいか、清々しい山の神社の雰囲気が漂っていて、街の中心部にある一宮神社とは一味違った空気を感じました。

青森に来たら是非お参りしておきたい神社だと思います。

奥宮も天気が良いければ軽装備で登れるので、合わせてお参りしたいところです。

 

【岩木山神社周辺のおススメの温泉】

岩木山のリフトから下りてくるとすぐ近くに「嶽温泉」があります。

酸性の濃厚なにごり湯で、登山後の筋肉疲労には良く効きます^^

お湯はどこも外れなしで、ほとんどの宿が日帰り入浴も受け付けています。

参考⇒管理人の嶽温泉宿泊&日帰り入浴レポート

日帰りならば、岩木山神社のすぐ裏手にある「(株)百沢温泉」がおススメです。素人目にも分かるほど温泉のパワーがスゴイです!

日帰り入浴をする時間もないという方は、岩木山神社の参道に入って左側に「旅館山陽」が足湯を開放しています。

 

 【岩木山神社・奥宮 アクセスと地図】

モデルコース 岩木山神社→焼止り避難小屋→岩木山山頂→8合目避難小屋→嶽温泉
距離/時間 14km/6時間40分
技術度
体力度 ★★
日程 日帰り
住所 青森県弘前市百沢字寺沢27
交通 JR奥羽本線弘前駅(中央口)、弘南バス弘前バスターミナルより弘南バス枯木平行にて約40分、岩木山神社バス停下車。

*岩木山リフトからは上り1時間~1時間20分、下り40分~1時間前後です。

【岩木山神社地図】

【岩木山神社奥宮地図】










【山頂の神社シリーズ】


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